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カツオ初水揚げ上々 焼津・福一漁業 2回目航海へ 
国内最大の海外巻き網漁船として三月に完成した福一漁業(焼津市、近藤一成社長)グループの第83福一丸(七六〇トン)がこのほど、第一回航海を終えた。初回の水揚げはカツオなど千百一トンで、スケールメリットを存分に発揮した。同船は、二十二日、焼津漁港から二回目の航海に出発する。
第83福一丸は国際競争力強化ののために水産庁が試験操業許可を出した三隻の大型船の一つ。ほかの二隻に先んじて稼働開始し、四月八日から今月一二日にかけて中西部太平洋漁場でカツオ漁を行った。
「三四九トン型」と呼ばれる既存船の積載トン数が七百-八百トンであるのに対し、第83福一丸は千二百トン。大型化は、スペインなど諸外国の大型船と競合する漁場で、より効率的かつ安全にカツオを漁獲するのが目的だ。操業に関する先端装置導入したほか、船員の居住環境も大幅に改善するなど、遠洋漁業の近代化を一層進める狙いもある。
近藤社長は、「漁場にも恵まれ、上々の滑り出しができた。鰹節原料、生食用などとして日本にカツオを安定供給する責任を果たしたい」と話す。
大型化に合わせ、同船は資源保護の観点からメバチマグロ幼魚などの混獲を防ぐ漁網を採用した。今夏には混獲防止の検証作業も行う。